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ファウスト(二) (新潮文庫) 文庫 – 1968/2/27
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追求の精神の権化ファウストは、行為の人として“大きな世界"での遍歴に入る。享楽と頽廃の宮廷から冥府に下った彼は美の象徴ヘレネーを得るが、美はたちまち消滅してしまう。種々の体験を経た後、ついに彼は、たゆまぬ努力と熱意によって、人間の真の生き方への解答を見いだし、メフィストーフェレスの手をのがれて、天上高く昇る。文豪ゲーテが、その思想を傾けつくした大作の完結編。
- ISBN-104102015043
- ISBN-13978-4102015049
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1968/2/27
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ571ページ
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対象商品: ファウスト(二) (新潮文庫)
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出版社より
ゲーテ詩集 | ゲーテ格言集 | ファウスト〔一〕 | ファウスト〔二〕 | 若きウェルテルの悩み | |
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価格 | ¥539¥539 | ¥572¥572 | ¥781¥781 | ¥990¥990 | ¥649¥649 |
【新潮文庫】 | 人間性への深い信頼に支えられ、世界文学史上に不滅の名をとどめるゲーテの、抒情詩を中心に代表的な作品を年代順に選んだ詩集。 | 偉大な文豪であり、人間的な魅力にもあふれるゲーテ。深い知性と愛情に裏付けられた言葉の宝庫から親しみやすい警句、格言を収集。 | 悪魔メフィストーフェレスと魂を賭けた契約をして、 充たされた人生を体験しつくそうとするファウスト──文豪が生涯をかけた大作。 | ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説。許婚者のいる女性ロッテを恋したウェルテルの苦悩と煩悶を描く古典的名作。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1968/2/27)
- 発売日 : 1968/2/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 571ページ
- ISBN-10 : 4102015043
- ISBN-13 : 978-4102015049
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 133,810位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22位ドイツの戯曲・シナリオ
- - 3,046位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読了するのがなかなか大変でした。
これからお読みになる方は、事前にプロットか解説など簡単なものでも読んでおくのが良いかと思います。
後半になるに従い、言葉遣いなどに慣れ、判読しやすくはなってくるのですが、理解できない比喩や状況がどうしても残りました。
この作品はゲーテが20代から60年余り書き続けられたそうです。
その間の世の中の変化が影響を与えているのかと思われます。
読んでいる最中にも感じられたのは、仏教的な思想です。
欲望が続く限り、それに執着する限り、心の休まる日はやってこない、といったような。
色即是空と共通するものが思い浮かびました。
人間を追及してゆくと、そこに行き着くのか、といった感じがしています。
これからお読みになる方は、事前にプロットか解説など簡単なものでも読んでおくのが良いかと思います。
後半になるに従い、言葉遣いなどに慣れ、判読しやすくはなってくるのですが、理解できない比喩や状況がどうしても残りました。
この作品はゲーテが20代から60年余り書き続けられたそうです。
その間の世の中の変化が影響を与えているのかと思われます。
読んでいる最中にも感じられたのは、仏教的な思想です。
欲望が続く限り、それに執着する限り、心の休まる日はやってこない、といったような。
色即是空と共通するものが思い浮かびました。
人間を追及してゆくと、そこに行き着くのか、といった感じがしています。
2013年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はたちの頃によんだことがありますが、
最近、また読んでみようという気になりました。
でも、まだちょっとしか読んでません。
最近、また読んでみようという気になりました。
でも、まだちょっとしか読んでません。
2015年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コメントを信じました。が、実物を手に取って見ると、カバーが薄汚れ、活字も小さいものでした。ページも黄色に変色。残念無念。平川
2013年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゆっくり、少しずつでも読み返すと、味わい深いものがあります。随所に、暗誦したくなるフレーズが現われます。
2023年2月23日に日本でレビュー済み
なべて移ろいやすきものは比喩に他ならず
女性的なもの我らを永遠の高みに引き上げん
ゲーテは「エンテレヒー」という概念を考えていた。これはショーペンハウアーにおける「意志」と同じ。一般には、欲望という概念を拡大したものと考えてもらえればいい。
ショーペンハウアーはその性格が反映されて、厭世的な哲学へと結晶した。ゲーテはその性格が反映されて、楽天的な作品へと結晶した。
陽のゲーテと、陰のショーペンハウアー。人間の欲望が開放された近代という時代、欲望とはなにかを陰と陽から徹底的に映し出した。
ゲーテは作品の最後でキリスト教的解決を持ち出し、ショーペンハウアーは仏教的解決を持ち出した。何が言いたいかと言えば欲望ー自意識の路線においては、その内部において解決は存在しないという事だ。解決する為にはたとえ嘘でも宗教という一匙の魔法薬を入れておく必要がある。
ゲーテの偉大な近代的総合を過去の遺物と考えるのか、二度と超えられない壁と見るか。だが、今を生きる我々もまたゲーテ死後のエンテレヒーの化身ではないのか。そう考えると、ファウストという作品は終わっていない。ただ、ゲーテはゲーテという個体が消滅していく過程において、作品も終わらせる必要があっただけだ。
ゲーテは「対話」で死について次のような意味の事を語っていた。
「私はもう死というものを恐れていない。死は、太陽が山の向こうに隠れるようなものだ。太陽は消えてしまったわけではない。山の向こうに沈んだだけだ。私が死んだとして全てが終わるわけではない」
さて、太陽は山の端から出てきたのか。再び、太陽は上ったのか、どうか。
女性的なもの我らを永遠の高みに引き上げん
ゲーテは「エンテレヒー」という概念を考えていた。これはショーペンハウアーにおける「意志」と同じ。一般には、欲望という概念を拡大したものと考えてもらえればいい。
ショーペンハウアーはその性格が反映されて、厭世的な哲学へと結晶した。ゲーテはその性格が反映されて、楽天的な作品へと結晶した。
陽のゲーテと、陰のショーペンハウアー。人間の欲望が開放された近代という時代、欲望とはなにかを陰と陽から徹底的に映し出した。
ゲーテは作品の最後でキリスト教的解決を持ち出し、ショーペンハウアーは仏教的解決を持ち出した。何が言いたいかと言えば欲望ー自意識の路線においては、その内部において解決は存在しないという事だ。解決する為にはたとえ嘘でも宗教という一匙の魔法薬を入れておく必要がある。
ゲーテの偉大な近代的総合を過去の遺物と考えるのか、二度と超えられない壁と見るか。だが、今を生きる我々もまたゲーテ死後のエンテレヒーの化身ではないのか。そう考えると、ファウストという作品は終わっていない。ただ、ゲーテはゲーテという個体が消滅していく過程において、作品も終わらせる必要があっただけだ。
ゲーテは「対話」で死について次のような意味の事を語っていた。
「私はもう死というものを恐れていない。死は、太陽が山の向こうに隠れるようなものだ。太陽は消えてしまったわけではない。山の向こうに沈んだだけだ。私が死んだとして全てが終わるわけではない」
さて、太陽は山の端から出てきたのか。再び、太陽は上ったのか、どうか。
2010年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
青春の悲劇から脱出したファウストはとある宮廷に入り込む メフィストも否応なく自分の縄張り外であるギリシャ神話のキャラクター達との交流を展開する ここでファウストがヘレンとパリスを連れ出しに行く「母たち」の国 これは魅惑的ですよ この第2部は「ぼやきのメフィスト」の巻です 守備範囲外の無理難題をぼやきながらもせっせとこなす働き者のメフィスト ビジネスマンはこうでなくては 合間にギリシャ神話の怪物達に色目を使うのも忘れないマメな奴 やがてファウストは広大な領地を得 治世者として豊かな理想郷を築こうとする ここで 穏やかに清くつましく暮らしたい住民感情を無視した地上げをメフィストが強行することになるのだが ファウストは近寄った「憂い」によって視力を奪われ メフィストが魔物を使って墓を掘る音を 理想郷を作る建設の音と聞く(どっかの社長や政治家にも居るよーな) 契約完了でファウストの魂を手に入れようとするメフィストから ちゃっかり横取りして天国へ持ち去った天使 色仕掛けで悪魔を誑かすとはまったく悪魔のような奴だ やっぱりあの天使許せないっ
2018年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の表紙が凄く傷ついて剥げている。
内容以前に商品として酷い
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